バングラデシュの首都・ダッカで2016年7月1日に起きたカフェ襲撃事件は、長く語り継がれるであろう凄惨な事件となってしまった。事件の背景や、なぜ日本人やイタリア人が多く犠牲になったのか、こういった点について、元jica専門職であり、バングラデシュ在住者という視点から考えてみたい。 バングラ・テロ、犠牲者たちの素顔 恩師や部下が語る 国際 週刊新潮 2016年7月14日号掲載 人質テロの犠牲になった7人の日本人男女は、「開発コンサルタント」と呼ばれる企業で働く人たちだった。 【国際】バングラでテロ、日本人7人死亡 飲食店で人質、犠牲者20人 (7/1.Fri) バングラデシュの首都ダッカで、レストランに武装した男らが侵入し、日本人を含む客ら30人余を人質に立てこもった事件があり、日本人7人を含む22人が死亡した。 2日未明(日本時間)にバングラデシュの首都ダッカで起きた飲食店襲撃テロ事件で、建設コンサルタントの社員ら日本人7人を含む20人が犠牲になったのを受け、日本の政府をはじめ海外で事業展開する建設関連企業・団体が対応に追われている。 ダッカ・テロ事件犠牲者へのレクイエム 内村 好 論説委員 (株)建設技術研究所 特別顧問 わが国建設産業の海外受注実績は2015年度で建設業1兆7 ダッカ事件の衝撃 2016年7月2日払暁、衝撃的なニュースが … 注目すべき海外メディアの日本報道 (7月4日~7月8日) 2016年7月13日 バングラデシュの立てこもりテロ事件で、邦人7名が犠牲に 7月1日、バングラデシュの首都ダッカで起こった武装グループによる立てこもりテロ事件は、20名の犠牲者を出す最悪の結果となった。 ダッカ・テロ事件の真相(国境なき記者団バングラデシュ特派員サリーム・サマド) 2016年7月14日 jfjn 未分類 0 7月1日、バングラデシュの首都ダッカで、イスラム過激派によるテロ事件が発生した。 2016年にバングラデシュの首都ダッカで起きたテロ事件を覚えていますか?日本人も犠牲なったこのテロ事件の犯人はイスラム過激派の思想を持った人物だったとされています。 そして、この事件ではイスラム教徒は殺さず、異教徒のみを … All rights reserved. バングラデシュ・ダッカ襲撃テロ事件から1年を迎えて 2017年6月30日 1年前の2016年7月1日(現地時間)に発生した「ダッカ襲撃テロ事件」によって、JICAの調査業務に従事されていたコンサルタントの方7名がお亡くなりになり、1名が負傷されました。 邦人犠牲者は20代から80代の男女、菅官房長官「断固として非難」 — ロイター.co.jp (@Reuters_co_jp) 2016年7月3日 イスラム国、報復テロ主張 日本含む外国人選び殺害 日本人犠牲者、4人は銃撃で死亡 バングラ飲食店襲撃テロ - 共同通信 47news 日本人7人が殺害されるテロ事件があった飲食店=ダッカ(共同) 共同通信 遺体には目立った抵抗の痕が確認されず、ほぼ即死状態だったとみられます。 No reproduction or republication without written permission. 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/26 02:49 UTC 版), この事件で、民間人20人、犯人6人、警察官2人の死亡が確認され、50人の負傷者が出たが負傷者の大部分は警察官であった[3][34]。死亡した警察官2人は、ダッカ首都警察(英語版)捜査局の警視監 (assistant commissioner) と、近傍のボナニ署 (Banani police station) の当直警官であった[35][36]。犠牲者は繊維業で駐在していたイタリア国籍の者が一番多く、この中には妊娠し、帰国日が決まっていた女性もいた[6]。当初、バングラデシュ陸軍は、救出作戦時に殺された人質20人はすべて外国人で、「鋭利な刃物で残虐に殺害されていた」と発表した[34]。『クルアーン』の一節を暗唱できた者は命を助けられたが、これは犯人たちが非イスラム者(カーフィル)だけを殺害しようとしたためである[37][38][39]。, 犠牲者の中には、国際協力機構(JICA)関係者である男性5人と女性2人の日本人7人が含まれていた[40]。インド国籍で、アメリカ合衆国の名門大学、カリフォルニア大学バークレー校に学んでいた19歳の女学生も殺害された[41]。, 事件を受け、7月2日に内閣総理大臣安倍晋三は、第24回参議院議員通常選挙での自民党の選挙遊説を中止して、国家安全保障会議を開催。総理大臣官邸危機管理センターを改組して官邸対策室とし、人命第一での対応を関係各省に指示した。外務省は外務大臣岸田文雄を本部長とした緊急対策本部を設置し、外務副大臣木原誠二及び海外緊急展開チーム、国際テロ情報収集ユニット担当者をダッカに派遣した[42]。, 7月3日には、日本国政府専用機を出し、被害者家族8名及び、越川和彦副理事長ら国際協力機構職員をダッカに派遣した[43]。また、能化正樹外務省領事局長及び川村泰久外務報道官が、マスメディアにより遺族家族の意向に反する取材がなされているとして、配慮を要請した[44]。, 7月4日、テロ事件に際しては異例となる天皇・皇后両陛下による遺族に対するお悔やみのお言葉などが河相周夫侍従長に伝えられ、翌5日に岸田外務大臣を通じて遺族らに伝達された[45][46]。, 2018年7月、ISILに忠誠を誓う地元過激派、ネオ・ジャマトゥル・ムジャヒディン・バングラデシュ(ネオJMB)の8人が資金提供などの形で事件に関与したとして起訴。2019年11月27日、反テロ特別法廷は7人に死刑、1人が証拠なしとして無罪の判決を言い渡した[47]。, アフガンにおける不朽の自由作戦 - フィリピンにおける不朽の自由作戦 - アフリカの角における不朽の自由作戦 - トランス・サハラにおける不朽の自由作戦, イラク戦争 - ワジリスタン紛争 - タイ南部紛争(英語版) - レバノン侵攻 - ガザ紛争 (2008年-2009年) - ウサーマ・ビン・ラーディンの殺害 - 生来の決意作戦 - ロシア連邦航空宇宙軍によるシリア空爆 - ロシア軍爆撃機撃墜事件, アメリカ同時多発テロ事件 - バリ島爆弾テロ事件 (1) - スペイン列車爆破事件- イラク日本人人質事件 - イラク韓国人会社員殺害事件 - イラク日本人青年殺害事件, ロンドン同時爆破事件 - バリ島爆弾テロ事件 (2) - 2005年アンマン自爆テロ - ムンバイ列車爆破事件 - パキスタン・モスク立てこもり事件 - 2007年ターリバーン韓国人拉致事件 - アフガニスタン日本人拉致事件 - 2008年デンマーク大使館爆発事件 (パキスタン) - イスラマバード・マリオット・ホテル爆破テロ事件 - ムンバイ同時多発テロ, 2010年ストックホルム爆破事件 - モスクワ地下鉄爆破テロ (2010年) - アレクサンドリア自爆テロ - ドモジェドヴォ空港爆破事件 - 2012年アメリカ在外公館襲撃事件 - ミディ=ピレネー連続銃撃事件 - アガデスとアーリットの襲撃 - ケニアショッピングモール襲撃事件 - アルジェリア人質事件 - ブッダガヤ爆弾テロ事件 - 2014年シドニー人質立て籠もり事件, ユダヤ食品店人質事件 - ISILによる日本人拘束事件 - シャルリー・エブド襲撃事件 - ガリッサ大学襲撃事件 - ナイジェリア生徒拉致事件 - バルド国立博物館での銃乱射事件 - 2015年スーサ攻撃 - タリス銃乱射事件 - ベルリン婦人警官襲撃事件 - ニューサウスウェールズ警察本部銃殺事件 - ロシア旅客機爆破テロ - パリ同時多発テロ事件 - 2016年イスタンブール自爆テロ - 2016年ブリュッセル爆発 - ダッカ・レストラン襲撃人質テロ事件 - アタテュルク国際空港襲撃事件 - 2016年ニーストラックテロ事件 - 2016年ベルリンのクリスマスマーケットにおける事件, 2017年ロンドンテロ事件 - 2017年サンクトペテルブルク地下鉄爆破テロ事件 - 2017年ストックホルムトラックテロ事件 - マンチェスター・アリーナに於ける爆発物事件 - 2017年6月ロンドンテロ事件 - 2017年バルセロナテロ攻撃事件 - 2018年ストラスブール銃乱射事件, アルカーイダ - ISIL - アブ・サヤフ - ヒズボラ - ハマース - アル・シャバブ - ジェマ・イスラミア - ターリバーン - パタニ連合解放組織 - ラシュカレトイバ - 世界イスラーム戦線 - ウズベキスタン・イスラム運動 - パキスタン・ターリバーン運動 - イスラーム・マグリブのアル=カーイダ機構, 2015年欧州難民危機 - 文明の衝突 - アブグレイブ刑務所 - グァンタナモ米軍基地 - 悪の枢軸 - 米国愛国者法 - ESTA - テロ支援国家 - ブッシュ・ドクトリン - 覇権主義 - イスラーム過激派 - サラフィー・ジハード主義 - グルジア訓練・装備支援計画 - グルジア維持安定作戦支援計画 - 海上阻止行動 - 海上治安活動 - アラブの春 - シリア内戦 - ISISちゃん, ダッカ・レストラン襲撃人質テロ事件のページの著作権Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。, ビジネス|業界用語|コンピュータ|電車|自動車・バイク|船|工学|建築・不動産|学問文化|生活|ヘルスケア|趣味|スポーツ|生物|食品|人名|方言|辞書・百科事典, http://bdnews24.com/bangladesh/2016/07/02/chronology-of-gulshan-cafe-crisis, Police kill 6 militants, rescue 13 hostages in Dhaka attack, “Gunmen kill 5, injure 50, take 20 hostages in Dhaka's diplomatic quarter”, https://www.yahoo.com/news/gunmen-20-hostages-kill-two-dhakas-diplomatic-quarter-190204479.html?ref=gs, Bangladesh official doubts ISIL's claim for hostage-taking attack, Gunmen take hostages in Bangladeshi capital Dhaka, Gunmen take at least 20 hostages in Dhaka diplomatic quarter, Bangladesh – reports, Hostages taken in attack on restaurant in Bangladesh capital; witness says gunmen shouted 'Allahu Akbar', “Bangladeshi police prepare to storm restaurant where Islamist terrorists are holding 20 hostages – including foreigners – after shooting two officers dead in Dhaka”, http://www.dailymail.co.uk/news/article-3670353/Gunmen-attack-restaurant-Dhakas-diplomatic-quarter-police-witness.html, Hostage crisis leaves 28 dead in Bangladesh diplomatic zone, 20 foreigners killed in 'Isil' attack on Dhaka restaurant, Gulshan attackers Bangladeshi citizens: IGP, http://www.sankei.com/world/news/160720/wor1607200060-n1.html, “Sufi spiritual leader hacked to death in Bangladesh”, http://edition.cnn.com/2016/05/07/asia/bangladesh-hacking/, “Sufi Muslim leader found hacked to death in a Bangladesh mango grove in suspected Islamist killing”, http://www.dailymail.co.uk/news/article-3578406/Bangladesh-Sufi-Muslim-killed-suspected-Islamist-attack.html, “Muslim student killed in Dhaka siege after refusing to desert friends in Western clothes”, http://www.independent.co.uk/news/world/asia/dhaka-attack-shooting-bangladesh-muslim-victim-terrorist-hostage-latest-bakery-a7116746.html, “ISIL claims it killed Hindu volunteer in Bangladesh”, http://www.aljazeera.com/news/2016/06/isil-claims-responsibility-bangladesh-killing-160610180627667.html, Bangladesh Hostage Crisis: What Happened And Why, 'God wants you to die': Dhaka's long night of terror, Bangladesh mourns victims of Dhaka cafe attack, “Bangladesh Attack Is New Evidence That ISIS Has Shifted Its Focus Beyond the Mideast”, http://www.nytimes.com/2016/07/03/world/asia/bangladesh-hostage-standoff.html?_r=0, “আত্মসমর্পণের আহ্বান যৌথ বাহিনীর, জঙ্গিদের তিন শর্ত”, http://www.banglatribune.com/national/news/118849/%E0%A6%86%E0%A6%A4%E0%A7%8D%E0%A6%AE%E0%A6%B8%E0%A6%AE%E0%A6%B0%E0%A7%8D%E0%A6%AA%E0%A6%A3%E0%A7%87%E0%A6%B0-%E0%A6%86%E0%A6%B9%E0%A7%8D%E0%A6%AC%E0%A6%BE%E0%A6%A8-%E0%A6%AF%E0%A7%8C%E0%A6%A5-%E0%A6%AC%E0%A6%BE%E0%A6%B9%E0%A6%BF%E0%A6%A8%E0%A7%80%E0%A6%B0-%E0%A6%9C%E0%A6%99%E0%A7%8D%E0%A6%97%E0%A6%BF%E0%A6%A6%E0%A7%87%E0%A6%B0-%E0%A6%A4%E0%A6%BF%E0%A6%A8-%E0%A6%B6%E0%A6%B0%E0%A7%8D%E0%A6%A4, Bangladesh PM Hasina says 13 hostages rescued alive from Gulshan café, Army cordon off spot as rescue operation over, “Three American students among 20 people hacked to death in Bangladesh by ISIS terrorists - who only spared those who could recite the Koran - before armored troops moved in”, http://www.dailymail.co.uk/news/article-3671369/American-student-20-people-hacked-death-Bangladesh-ISIS-terrorists-spared-recite-Koran-armored-troops-moved-in.html, Dhaka attack: 20 hostages killed Friday night, says ISPR, Police officer killed as gunmen attack Bangladesh restaurant, 2 Officers Dead, Dozens Wounded in Ongoing Bangladeshi Hostage Situation: Reports, 20 hostages killed in 'Isil' attack on Dhaka restaurant popular with foreigners, “Bangladesh Hostage’s Father Says Son Didn’t Expect to Live”, http://www.wsj.com/articles/bangladesh-hostages-father-says-son-didnt-expect-to-live-1467473132, https://web.archive.org/web/20160702145035/http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160702/k10010581321000.html, “Dhaka attack: 19-year-old Indian girl among 20 hostages killed, PM Modi phones Sheikh Hasina”, http://zeenews.india.com/live-updates/hostage-situation-in-dhaka-after-gunmen-attack-restaurant-in-diplomatic-quarter-1902480, http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS02H0F_S6A700C1000000/, http://www.jiji.com/jc/article?k=2016070300024&g=isk, http://jp.reuters.com/article/idJP2016070401001868, All text is available under the terms of the. ダッカで起こったテロ。日本では日本人被害者のことしかほぼ言ってないようなので、イタリアの報道いくつかをまとめたものを要約。(等ブログ イタリアブレーンからの情報) 注意イタリア語 ↓ ダッカ・レストラン襲撃人質テロ事件 犠牲者 国籍別の死者数国死者数 イタリア9 日本7 バングラデシュ4 インド1 アメリカ合衆国1合計22[33]この事件で、民間人20人、犯人6人、警察官2人の死亡が確認さ … Copyright © The Asahi Shimbun Company. ダッカで起きたテロ事件では日本人が7名が亡くなった。イスラムの過激主義はなぜ生まれたか、そして日本はイスラム社会をどう理解するべきか? なぜラマダン期に高級レストランに行ってはいけないのか? ビジネスマンにすぐに役立つ読書案内とともに、佐藤優氏の最新の分析をお届けする。 日本人7人を含む20人が犠牲になったバングラデシュ・ダッカで起きたレストラン襲撃事件。あの日、店内では何が起きていたのでしょうか。脱出した人々の地元メディアへの証言などから、犯行の状況が徐々に明らかになってきました。地元紙などの報道からわかった、当時の生々しい状況をまとめました。(朝日新聞国際報道部記者・今村優莉), インディペンデント(電子版)によると、Hasnat Karimさんは事件のあった1日の夜、家族を連れて娘の誕生日を祝うためにレストランにいました。 強い精神的ショックを受けた彼は「自分たちは乱暴に扱われなかった」とだけ答えたものの、父親には詳細を話していました。 父親によると武装集団は自動小銃に爆弾、手製のなたをもって侵入。店内の人を二つのグループに分け、外国人を上の階に連れて行き、バングラデシュ人をテーブルにとどまらせました。店は湖に面しており、高い壁に囲まれていますが、犯人の侵入による大混乱の中で、多くの客は逃げました。 脱出に成功したある客がインドのABP Newsに語ったところによると、武装集団は入り口にいた、たった1人の警備員の前を通りながら、こう叫んでいたそうです。, この客は「私はすぐに他の人たちに警告した。何人かが裏口から逃げられたが、残りは捕まってしまった」と話しました。また「武装集団は残った人々を一列に並ばせた。従業員が20~25人、客が20~25人くらいいた。その後やつらは照明と防犯カメラのスイッチを切った」と話しました。, 武装集団は襲撃の際、外国人ら異教徒を標的にしていたとみられます。ダッカ・トリビューン電子版は男性従業員のAshrafさんが、武装集団に銃を胸に突きつけられた時のやりとりを載せています。, 彼は全力で走り、店の外の芝生を駆け抜け、フェンスをよじ登って隣の駐車場に逃げました。その後、彼は、武装集団が銃や、刀や大なたを使って行った更なる悲劇を目撃します。 テロリストたちは客に向かって爆弾を爆発させ、無差別に銃を発砲していきました。すぐに床に4、5人が倒れました。, また同紙は、生存者のAlam(仮名)さんの生々しい話を伝えています。事件が起きた時、Alamさんは2人の同僚と、日本人客1人とともに店の事務所に逃げ込みましたが、武装集団に見つかってしまいました。, 殺されると覚悟していたAlamさんは、他のバングラデシュ人と事務所から出ました。しかし一緒に隠れていた日本人1人は残され、その直後に銃声が響きました。彼は凍り付きました。 その後メーンダイニングに連れて行かれ、バングラデシュ人の店員と客と同様にテーブルの下に座らされました。 そして、武装集団はそこで、悲鳴をあげて命乞いするほかの人々を、一人ずつ殺していきました。 彼は、自分の服が、床にたまっていく血に濡れるのを感じることしか出来なかった、と振り返っています。その間どのくらい時間が経ったのか。彼は突撃ライフル、手投げ弾、なたやピストルなどの武器で全身を覆った武装集団の男の1人に携帯電話を取り上げられました。, Alamさんら多くのバングラデシュ人は助かりましたが、武装集団は非イスラム教徒に容赦しませんでした。男たちは人質1人1人に対し、イスラム教の聖典コーランを暗唱するよう求め、1節か2節言えた人を解放し、出来なかった人を拷問したといいます。拷問には鋭い刃物が使われたとみられます。 逆に、バングラデシュ人に対しては手荒な扱いをせず、食事も与えていたという目撃証言があります。イスラム教徒の女性に対しては特に丁寧に接していた、という報道もありました。, 20人の犠牲者のうち、日本人は7人、イタリア人が9人でした。テロリストたちは明らかに外国人を標的にしていたとみられますが、犠牲者のなかには3人のバングラデシュ人も含まれていました。その中に、自身は逃げて良いと言われたにも関わらず、一緒にいた友人2人を見捨てずに残り、犠牲になった青年がいました。 彼の名前はFaraz Hossainさん(20)。米エモリー大のイスラム教徒の学生でした。当日は休暇で国内に戻っており、同じ大学の友人2人と食事をしていました。 甥が、生き残った人に聞いた話(米ニューヨーク・タイムズ)によると、Hossainさんはヒジャブ(髪を覆うスカーフ)をまとった別の女性客とともに、武装集団から店を離れても良いと言われました。, しかし、彼と同席していた女性友人2人は店を出ることを禁じられます。洋服を着ていたうえ、「どこから来たのか」との武装集団の問いにそれぞれ「インドと米国」と答えたためでした。 そして彼は、それならばと自分も2人のそばにいることを選び、3人とも殺されました。, 地元紙ダッカ・トリビューンは彼について「これ以上の悲劇はない」と報じました。 そして「一夜の残虐行為が国中を悲しみに陥れている時、我々は彼のような青年がいたことを誇りにしなければならない。恥と衝撃に包まれている間も、本当のムスリムとは何なのか、示せたのだ」と書いています。. 日本人7人を含む20人が犠牲になったバングラデシュ・ダッカで起きたレストラン襲撃事件。あの日、店内では何が起きていたのでしょうか。脱出した人々の地元メディアへの証言などから、犯行の状況が徐々に明らかになってきました。地元紙などの報道から… バングラデシュの飲食店襲撃テロ事件で死傷した日本人8人の遺族や家族が3日深夜(日本時間4日未明)、政府専用機で首都ダッカに到着しました。空港で出迎えた木原誠二外務副大臣は、遺族の様子につ 「怖がらなくて良い。我々はイスラム教徒は殺さない。我々はイスラム教徒ではない者と、イスラム世界を破壊している人間を殺すためにきた」, 「心配するな。我々がここに来たのは外国人とイスラム教徒じゃない人間を殺すためだ。神に祈れ。日に5回は祈れ」. バングラデシュ・コミュニティによるダッカ・テロ襲撃事件の犠牲者追悼集会 7月7日 @Youge and Dundas Square 去る7月1日夜、バングラデシュ首都ダッカの中心部で忌むべき事件が起きた。レストランで起きたテロ襲撃は、約10時間の銃撃戦の末、日本人7名を含む人質20名の尊い命が犠牲となり、 … 1 概況 (1)2015年10月に北西部のロングプールにおいて日本人が銃殺され,さらに,2016年7月1日にはダッカ市内のレストランで襲撃テロ事件(ダッカ襲撃テロ事件)が発生し,日本人7名を含む多数の外国人が殺害されました。